かねへんにしゃくとかくのです

萌えは終わった。誰がなんと言おうと、とにかく終わったのだ。
かつてそこに萌えがあり、消費のうちに変容を感受し、しかし欲情の否定を知らず、汝の欲情するものを弾劾し、そしてまた幾時代かがあり、懈怠のうちに萌えを夢んだころ、それは既に終わり続けていたのだ。
これこそは、終わりの始まりであり、始まりの終わり。