ピペットマスター

100 :名無しのひみつ:2007/02/18(日) 05:00:11
まず、フタのある量子コンピュータを用意する。この中に猫を一匹入れる。
箱の中には他に、16個の量子ビット(qubit)、検出器、さらに青酸ガスの発生装置を入れておく。

もし箱の中にある猫が量子コンピュータを開発すると、これを検出器が感知し、その先についた青酸ガスの発生装置が作動し、猫は死ぬ。
しかし、量子コンピュータが開発されなければ検出器は作動せず、猫は生き残る。

この実験において、猫が量子コンピュータを開発するかどうかは完全に確率の問題である。
仮に猫が1時間で量子コンピュータを開発する確率が50%として、この箱のフタを閉めて1時間放置したとする。
1時間後、猫は生きているだろうか。
それとも死んでいるだろうか。
(すなわち、猫が量子コンピュータを開発したかどうかという量子的な問題が、猫が生きているかどうかという通常の世界に投影されたわけである。)