あしたm

中島らも追悼写真展あしたからやるよ
http://plaza.rakuten.co.jp/kawamurakent/diary/200503060000/

◇ 佐々木芳郎氏撮影によるオリジナルプリント約30点、
◇ 中島家秘蔵のプライベート写真
中島らも氏が生前身につけていた衣装や愛用のギター
中島らも氏直筆原稿、デスク周りの再現
◇ 自宅執筆部屋「ビックリハウス」のオブジェ、
◇ 「らもさんと一緒に撮ろう!」記念撮影コーナー

とかがあるそうな。写真がやたらかっこよくてダレだかわからん。
入場無料だそうなので、暇を見つけて行ってみようかな。渋谷です。


最近また「永遠も半ばを過ぎて」(ISBN:4167585014)を読んだけど、やっぱりこれがらも小説では一番かも。ラストの流れとかは他の代表作である「今夜、すべてのバーで」「ガダラの豚」のほうが上だとはおもうけど、やはりこの一節、
『永遠も半ばを過ぎた。/私とリーは丘の上にいて/鐘がたしかにそれを告げるのを聞いた。』

これをぽーんと放り込まれるとたまらない。読み返しながら、「あれ?あれ?こんなに面白かったっけ?」とむしろ呆れた。


うちにあるのは文庫版なわけだが、その裏表紙のコメントに驚いた。

「えっ。ユーレイが小説を書いたの!?」巨大タニシの母貝1個1億円の商談をしくじった三流詐欺師の俺にも、運がめぐってきたようだ。謎の原稿を出版社に持ち込んだところ、文壇の大事件に発展・・・。うふふ。ここは腕の見せどころ。輪廻するコメディ。あふれ出る言霊。待ってましたの痛快らもワールド!

どうやったらここまで間違えられるんだっ。
いや作中の小説はユーレイが書いたわけじゃないし巨大タニシの商談はないし、商談だとするなら一応成功してるし、文壇の大事件ていうほど大事件じゃないしそこで口八丁で老害論客を次々撃破!だなんて痛快ストーリーなわけはないし、てゆかそこメインじゃないですよ!そもそも三流詐欺師は主人公じゃないし。


狙って書いていたなら脱帽。見事釣られたことになる。
このコメントって誰が書くものなのかな?