びんびんものがたり

■授業中音楽鳴らし、注意の教諭に暴行 福島の中学生逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041029-00000047-mailo-l07

調べでは、生徒は13日午前、授業中にカセットデッキで音楽を鳴らしたのを男性教諭(37)に注意され、かっとなって同教諭に殴るけるの暴行を加え、右腕などに約1週間のけがを負わせた疑い。中学校が被害届を出していた。


このD・・が!とか言う前にちょっと考えて見ましょう。
約一週間の怪我、とありますが、これって軽い怪我ですよね。打撲や引っかきキズ程度なら、診断書を医師が「とりあえず一週間くらいじゃね?」と言って書いてる可能性があります。素手の14歳の子供が振るえる暴力には限度があるでしょう。


この暴行を「殴ったね!」と取り上げて、指導ではなく傷害事件として自分の生徒を警察に突き出す。加害者の生徒の素行にも問題はあったようなんですが、それにつけても厳しすぎる処置ではないでしょうか。


学校というのは子供の社会の縮図です。大人の社会よりも処分や思考に広い余裕を持っているべきではないのでしょうか。教育的指導として体罰への関心が深いこのごろですが、生徒側が過敏に反応するがあまり、学校側も誤った対処をとることがありうることを露呈したような事件に教育機関の先行きが見守られます。